Uno,Dos,Tres

スペインでサッカー指導者として活動する坪井健太郎のBlog

夕食会

昨日のリーグ戦はホームでLa Cavaを迎えて0-0の引き分けでした。格下相手なので落としたく無いゲームでしたが残念ながら引き分け。


そして、なかなか開催できなかったチームの夕食会を22:30から。高校生なのにこんな時間から夕食会というのもスペインらしいというかなんと言うか。

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真夜中ですが写真のtostada(パンの上に色々な具を乗せてあるプレート)を一人一皿平らげました。

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こちらでは夕食会をすることでチームの輪が出来上がります。これが意外とパフォーマンスに影響するんです。コミュニケーションを大事にするラテン系ならではチームビルディングかもしれませんし、指導者はそれを狙ってシーズン中に食事会を仕込んだりもするんです。


さて選手たちはこの後夜遊びに出かけます。17歳から入れるクラブに行くと張り切っていましたw

世代交代のスペイン代表 ~華の92年組~

こんにちは。

 
今週は代表ウィークで日本代表はホンジュラスに6-0で快勝、そして僕が住むスペインもベラルーシ代表に3-0で快勝し今日の新聞はそれが伝えられていました。
 
特にスペイン代表は新戦力の活躍があり「新しい世代のスペイン代表」とポジティブな記事が紙面を飾っていました。
 
特に昨日も先制点を決めたイスコ(レアルマドリー)の活躍は目覚ましく最近は賞賛が絶えません。
 
 
ベイルの怪我によってクラシコで出場機会を得たイスコは見事にそのゲームで活躍し監督の信頼を得て、またファンからの支持もしっかりと得てノリに乗っています。
 
この前のコパデルレイでのコルネジャのゲームでもイスコが交代する時には「イースコー、イースコー♪」と称えるコールが印象的でした。
 
そして、昨日のゲームでも点を取ったイスコはまさにスーパースターへの階段を登っている最中です。
 
さて、みなさんはこの選手を新星だとお思いなるかもしれませんが、実はスペインのスーパースターは誰もがこのような道を通り、彼は典型的な叩き上げの選手なのです。
 

そんな彼は1992年生まれの22才。

 
キャリアを調べてみると、14才でバレンシアのカンテラに入り、17歳でBに昇格、19歳でトップデビューしてその年にマラガに移籍、マラガで3シーズン過ごし21歳でレアルマドリーに獲得されています。
 
そして今シーズンは22歳でマドリーの中心選手として認められて代表に抜擢されての昨日の活躍です。
 
もちろん各年代の代表にもしっかり入っている言わばエリート選手です。
 
さて今日のお話はここまでで終わりません。
 
実はスペインのこの90-95年生まれの世代はタレント軍団なのです。
 
 
 
90年(24才)
デヘア    マンチェスターU
イジャラメンディ    レアルマドリー
 
91年(23才)
チアゴ・アルカンタラ    バイエルンミュンヘン
クリスティアン・テジョ   バルセロナ
セルヒオ・カナレス   レアルソシエダ
 
92年(22才)
イスコ    レアルマドリー
イケル・ムニアイン    アスレティックビルバオ
コケ    アトレティコ・マドリー
モラータ   ユベントス
カルバハル    レアルマドリー
 

93年(21才)

ヘセ    レアルマドリー
パコ・アルカセル    バレンシア
 
94年(20才)
ジェラード・デウロフェウ    セビージャ
デニス・スアレス    セビージャ
 
95年(19才)
セルジ・サンペール   バルセロナ
サンドロ     バルセロナ
ムニール    バルセロナ
 
 
 
いかがでしょうか?そうそうたるメンバーですね。
 
93年生まれくらいまでだとチャンピオンズリーグでも聞き慣れた名前の選手がたくさん並んでいますが、まだ21歳です。
 
驚いたのはムニアインがまだ22才だということ。
 
デビューが16才ですから当たり前なのですが、6年間も1部でやっているともうベテランのような馴染み感ですw
 
22歳の選手たちで少し前に新聞を賑わせた懐かしい存在だなというくらい少し昔にデビューしたというように感じるということは、このような選手は19歳くらいでチャンピオンズリーグレベルのチームでプレーをしてメディアに出てきていました。
 
こんな彼らでもまだ代表には定着しておらず、これから切磋琢磨して磨かれて階段を駆け上っていくか、またはそこに到達せずに終わってしまうかなのです。
 
彼らがトップスターへの階段を登って行く過程にはクラシコやチャンピオンズリーグなどの大舞台での活躍があり、要は選手はそのような舞台で磨かれてスターとしての存在を自己も他人も確信するに至ります。
 
メッシがクラシコで活躍したように、プジョルがフィーゴを止めて一流のDFにのし上がったように、バランがクラシコで安定した守備を見せることで世界が「一流」だと認めたりします。
 
そしてどうやら世界トップクラスにいくには22才くらいでそこにいる必要があるようです。
 
逆算すると19歳でどこに居るべきなのかが分かりますよね?
 
彼らのような選手は19歳くらいではリーガエスパニョーラの1部のクラブでデビューをしています。
 
そして、今の95年生まれの19歳ではムニールがバルサで戦列なデビューを飾り注目を集めましたし、サンドロやサンペールといったタレントもその翌週にデビューしています。
 
 
 
 
 
 
世代交代はうまくいきそうなスペイン代表?
 
いろいろと調べてみると、スペイン代表はこの先5年はタレントの宝庫で、事実U21,U19世代のヨーロッパ選手権はかなりの強さで勝っています。
 
スペインサッカー衰退の視点もありますが、これを見るとそんなことはなさそうな気配ですし昨日の新生スペイン代表の活躍はその始まりなのかもしれません。
 
そしてなぜこのような選手が出てくるかというと、どの年代でもレベルにあった試合を経験できる環境と、各クラブが責任を持って選手を育てる指導理論を作り上げてきたからなのです。
 
地道な積み重ねがこのスペイン代表の物凄い数のタレントを生み出したことは紛れもない事実なのです。
 
 
 
 

スペインの厳しいシステム 〜タレントは磨かれてアスリートに〜

今日は。

バルセロナは先週よりもより一層冷え込んで冬に入ったようです。

先々週までのあったかさが嘘のような気候です。

さて、先週末のゲームは1位のチームを相手に4-2で敗戦。

良いゲームをしましたが課題も見えた試合でした。




さて今日はひとつスペインサッカーらしい話題を。

みなさんもご存知の通り、スペインは日本と異なり移籍が自由なルールです。

それ故、選手の動きも激しいところがあります。

今日の練習をもってチームから離れた選手がウチにもいました。

その選手は能力はあったのですが、取り組みがイマイチでチームにとって悪影響を与えてしまってした選手でした。

結果的に試合に出る機会は減り、自ら退団を選んだのです。

ポテンシャルはレギュラー、でも姿勢が伴っていなくて出場時間無し。

みなさんはこの様な選手に対してどうマネジメントしますか?

確かに答えは無く、チームが置かれた状況によって変わってきます。

因みに僕もスペインに来た当初は、このようなケースは退団するのは勿体無くチームに居続けて人間性が向上するのを待つことが理想的だと思っていました。

むしろ指導者としての役割はそれだと思っていましたし、「指導者」としてはそうあるべきだと思います。

しかしながら、こちらへ来て7シーズン目を迎えると多少視点も変わってきて退団のようが皆にとって良いということもあるという考えをするようになったのです。

指導者と監督は役割が少し異なります。

まず、最初に僕のいるクラブは競争が激しくカタルーニャではバルサとエスパニョールに次ぐハイレベルなクラブでこの様な選手の代わりはベンチに何人か居るという環境です。

ですから、何がなんでも引きとめなければ戦力がガタ落ちするということはありません。

また、チームの掲げる目標も集団が100%機能しないと達成しないところに置かれているのでこの様なケースでは、メンタリティが伴わない選手は淘汰されていくのが当然ともいえますし、その方がチームにとってはメリットがあります。

厳しい言い方をすれば「居るべき選手ではなかった」ということです。

彼が去った後のミーティングでも他の選手もそれは理解していますし、昨年もこのような事が起こった後にはトレーニングの質も向上し結果も付いてきました。

監督としては、率いる集団で最高の結果を得ることが仕事ですからこのような選択は正しいと見ることも出来るのです。

一見、冷たい様に見えますがこれが「プロに行き着くための健全な競争」だと僕は思っています。


そしてスペインの良いところは、この様にしてレベルが合わない選手も移籍をして活躍するチャンスがある環境が整っているのです。

ただ厳しいのではなく、救済措置も取れるシステムがある。

これは、スペインが世界チャンピオンになった秘密のひとつだと思います。

タレントが適正な競争原理の中で磨かれていく。

こうしてトップに行き着いた選手は本物のアスリートたちなのです(その様な選手にお目に書かれるのはほんの一握りの人間です)。

ただ上手い選手ではなく、身心共にたくましい本物のフットボーラーはこのような環境に寄って産まれてくるのだと改めてスペインサッカーの厳しさや奥の深さを感じる出来事でした。

皆さんはどうお考えでしょうか?

レアルマドリー戦から

こんにちは。

今日、11月3日月曜日はスペインバルセロナは祝日です。

でも、残念ながら雨で残念な天気になっています。

11月だというのに昼間は半そででも十分な気候はどこかおかしいものを感じさせるのですが、この雨で一気に秋を通り越して冬になってしまうのかもしれませんね。




さて、SNSでも少し発信をしていましたが先週の水曜日には国王杯があり僕が所属するUEコルネジャのトップチームは抽選で見ごとにレアルマドリーを引き当てその第一戦がホームで行われました。

普段使っているスタジアムは1500人の収容ということもありレアルマドリーを迎えてゲームをするにはキャパがどうしても不足していましたので、真となりにあるRCDエスパニョールのホームグラウンドのPower8スタジアムをお借りして開催させていただきました。

収容人数は5万人を超え、広告の施設もしっかりしていますしエンターテイメントとして充実した試合をするには十分なスタジアムです。

カタルーニャ内には2万人を超えるレアルマドリーファンがいるということもあり、試合当日はマドリーホームなのでは?と思わせるほど白い、ところどころピンクや黒も、シャツを身に纏った人々が駆けつけました。



試合当日は3万を超える観客が集まり素晴らしい雰囲気の中ゲームが始まりました。

僕は比較的ピッチから近いマドリーベンチの真裏で試合を見ることができ、近距離でしか気づくことのできないいくつかの点がありました。



見た目の体つきから違うマドリーの選手

まず初めに驚いたことは彼らの体つきです。

普段はテレビでしか見かけることのないレアルマドリーの選手ですので、細いのではないかと誤解していた選手達が何人かいました。

はっきり言えることはあのレベルになるとアスリートとしての体つきは一般人のそれとはレベルが違います。

例えば意外だと思ったのは、元スペイン代表のアルベロア



TVで見ていると一見細いように見える選手ですが、実際は違います。

柔道家のようなまさに「ゴツイ!」と言える体つきで、やはり世界のトップアスリートというのは「基本的に横幅がある」体つきなのだと実感しました。

イスコ、ハメス、チチャリート、共に細く見える選手たちも実物を見るとがっしりした体つきをしていますし、その中でも群を抜いていたのはバランとケディラです。




190センチ近い身長で加えて大木のような横幅でまさに「熊」、いや…スペイン人的表現で言えば「家具」(笑)

そんなタンスのような選手にコーナーキックで突進されてヘディングされたらゴールされるのも当然です。

対する3部リーグのコルネジャの選手たちは170センチ代がほとんどで横幅は一般人よりも少しゴツイくらい。

190センチ級は2人いますが、それらの選手が普通に見えるくらいでチームのコントラストは「プロvsアマチュア」という表現が見た目ですぐにわかるくらいです。



大きくても自然体な動き

そしてさらに驚くべきなのは、レアルマドリーの選手達の動きです。

一言でいうなら自然体

ナチュラルで無駄が無いというのでしょうか、水のような空気のような動き。

アップでロングボールを蹴っていても、力みのないアクションからスパーンと美しい軌道のキックが驚くような距離まで届きます

且つ、「速さ」という視点でも動物的な身のこなしで狭いエリアを抜け出すチチャリートやベンゼマの身のこなしは圧巻でした。

方向転換の速さ、ストップ、そして原則からの再度の発進などがコルネジャの選手とは全く違うのです。

それがただ速い、強いといっただけでなく無駄がなく軽く美しいのです。

ここで一つの疑問が思い浮かびました。

なぜこのような動きが可能になっているのか?

あのような熊ような体格の人間がどうしてあんなにしなやかに動けるのか?


しかしながら、この疑問は一つの間違ったパラダイムから出てきているとも考えられます。

通常私たち、とくにスポーツの世界では、大きい=鈍い小さい=素早いといった変な刷り込みがあると思います。

みなさんも少なからずこう考えたことはありませんか?

しかし僕の中でこの仮説は見事に覆されてしまったのです。

事実、日本人は小さくて機動力があると思っている部分はありますし、実際僕もスペイン人とサッカーをしていて日本人はスピードがあるということを感じることはあります。

ただ今回のゲームで分かったことは、それは一般人のことだけであり一流のアスリートになると日本人のメリットだと思い込んでいる俊敏性や身のこなしはヨーロッパ人であろうと備えているということです。

大きくてもしなやかで動物的な動きができるという事実を見てしまってからにはどうしようもありません。

さて、次の段階としてどうして(どうやったら)このような動きができるのか?ということです。

トップアスリートですから「そのような人間」であることは事実で、プロスポーツ選手はその星のもとに産まれた人間です。

誰もがクリスティアーノ・ロナウドのようになりたいと思っていますがなれないのです。

いくら一流のコーチについてもらって、最高級の環境に身を置いても、そのような素質を持った人間が居なければ無理な話なのです。

多少夢のない話になってしまいますが、資質の備わっていない人間はどうやってもトップアスリートになることはありません。

だからこそ、世界のトップクラブはその「素質」を見つけようと必死なのです。

すこし話がそれてしまいました。

レアルマドリーの選手たちはもともとアスリートとしての才能がある選手達ですから、余計な力みがなく一般人とは違うレベルの動きをすることができることは事実です。

ではなぜあそこまで体が大きくなるのか?

プロクラブですから、栄養面とコンディショニングの管理がアマチュアとは違いがあることもファクターとして挙げられますが、ハイレベルの動きによって体が自然と大きくなったことも大きいでしょう。

チャンピオンズリーグのトップに君臨するだけの動きを強いられるからこそ、自然とそのような体になっているのでしょう。

そう考えると、人間(動物)としての能力を最大限に引き出す環境にあるからこそ出来上がった見た目としての体つきというのが、その時の僕の見解でした。

昔の理論のパワーは無いよりはあった方がよく、それを作り出すための筋トレをガシガシ行うといったものとは異なります。

そのような流れとは反して近年では、「サッカーはサッカーを通して能力を向上させる」といった視点から、実際のシチュエーションとは違うとされる「マシンを使ったウェイトトレーニング」は否定されている傾向にあります。

そしてさらに近年の理論では、また違った視点でウェイトが見直されているようですので、興味深いことであります。

人は唯一無二の存在で特徴を持っていますので、ウェイトが合うまたは合わないということもありますから、答えが存在しているわけではありませんし、サッカーは数値では測れないことが大きな意味を持っているという側面を持っています。

しかしながら今まで考えていたことがひっくり返るというののは本当に面白いことですし、だからこそ日々追求をしなければあっというまに取り残されてしまいます。

どちらにしろ、一流と超一流の違いを生み出している違いがとても気になりますね。

是非ともみなさんと情報交換できれば幸いです。





昨日、無事にバルセロナに戻ってきました。

日本最後の食事は羽田空港にてカレー。
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2ヶ月も居たので正直最後のご飯は何でも良かったです笑

東京を始め、愛媛、静岡、北海道、広島、大阪、神戸と色んな場所に行き色々なものを食べることができました。

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さて、今日は予想通り時差ボケで早起き。

バルセロナのいつもの生活である、朝のカフェへ早速行ってきました。

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これがあると、こっちに帰ってきたことを実感します。

さて、今日から早速トレーニングに合流し新たなシーズンが始まります、

Vamos!!

コスタリカ戦は逆転勝利

こんにちは。

先日、来シーズンに向けての動きが始まったことをお伝えしましたが今日から僕のチームも新しい学年がミックスされた構成でトレーニングを行いました。

同時に、今シーズン一緒に戦った選手たちは育成コーディネーターから来シーズンの去就を告げられ、ユースBに上がれる選手とそうでない選手が伝えられました。

ユースBに上がれる選手はカタルーニャユース2部で戦うチームに所属することとなりますが、Bに上がれない選手も同じ部の他のクラブから誘いが来ているようで、シーズン当初に挙げた目的の「できるだけ多くの選手が2部のクラブに上がる」というものをほぼ全員達成できそうなので、今シーズンの活動が実を結んだとゴンサロとも話していました。

加えて、今日はゲームをしていたのですが合間にゴンサロはチームを出ていかないといけない選手達を読んで個々で話をしていたのですが「コルネージャというクラブに在籍すること自体がまずは選手歴に大きなメリットになる。加えて、今シーズンこのチームで良いシーズンを送ったからこそ、来シーズン一つ上のカテゴリーでプレーできる可能性が出ているんだぞ」と選手を労う言葉をかけていたのが印象的でした。

このチームとも今週の金曜日の練習で本当にお別れとなり何か寂しい気分ですが、次の新たな戦いが待っているので浸っている場合ではありません。

切り替えて来シーズンに気持ちを切り替えたいと思います。

 

日本代表が逆転で勝利

今朝は、日本代表がコスタリカ代表と親善試合をしましたね。

見事な逆転勝ちで素晴らしい戦いを見せてくれたのではないでしょうか。

日本にみなさんは朝10時ということもあり、見られなかった方が多かったようですね。

僕はスペイン時間の深夜3時に起きてネット観戦しながら恒例の観戦ツイートを行わせて頂きました。

まとめを作ってくれた方がいらっしゃいますのでリンクを貼っておきたいと思います。

http://matome.naver.jp/odai/2140176353661685601

前回のニュージーランド戦もまとめていただきました。

http://matome.naver.jp/odai/2139406306817464301

この代表の観戦ツイートは今後もやって行く予定ですので、副副音声的な感じで楽しんでいただければと思います。

僕のツイッターアカウント @tsubocoach をフォローして頂ければ、つぶやきを見れるようになります。

試合内容の方は、個々の身体能力が高く縦への推進力のある攻撃を見せるコスタリカに先制点を取られてしまいましたが、細かいパスからの1タッチによるコンビネーションプレーでチャンスを作り出して見事に逆転するという日本のサッカーを披露してくれました。

失点に関してはまた改善点もありますが、分かっている改善点は直せば良いですからしっかりと準備して本番に臨んで欲しいと思います。

次はザンビア戦で仮想コートジボアール。

どんな戦いを見せてくれるか?

楽しみにしましょう!

PreSoccerTeam春の説明会

こんにちは。

少し遅くなってしまいましたが、この春休みに日本に帰国しPreSoccerTeamの指導者留学プログラムの説明会を東京と大阪で開催しましたのでそのご報告を。

今回は一週間のみの帰国となったのであまり多くの人にはお会いできませんでした。

次回は夏に帰国しますのでみなさんその時にお会いしましょう!

さて、毎年春と夏に行っているPreSoccerTeamの説明会ですがこの春は初めて関西の大阪で開催することができました。

嬉しいことに初の説明会にも関わらず大阪には7名、そして今回で4回目となる東京の説明会にはなんと18名の方がお越しいただきました。

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僕が実感したのは、ここまでPreSoccerTeamの活動がみなさんに知ってもらえていることへの驚きと感謝です。

本当に嬉しい限りです。

ありがとうございます。


スペインサッカー協会が下した決断

今回は重要なお知らせがあります。

それは僕が日本からスペインへ帰った直後にスペインサッカー協会から発表されたの一つの通達です。

スペインサッカー協会は、スペイン国内で発行された協会ライセンスには自動的にUEFAライセンスを付けていましたが(手続きが必要)、「外国人が協会ライセンスを取得し、UEFAライセンスに代える手続きをするにはResidencia Permanente(永住許可)を保有している人でなければならない」、という声明を発しました。

簡単にいうと学生ビザではUEFAライセンスを取得することは不可能になったということです(スペインサッカー協会のレベル1・2・3は可能)。

これによって、非常に残念ではありますがPreSoccerTeamが紹介していたUEFAライセンスを取得可能なコースは実現不可能となってしまいました。

とても残念で仕方ありません。

カタルーニャサッカー協会と共に話を進めてきたこのプロジェクトも、その上に位置するスペインサッカー協会の決定によって見事に白紙にされてしまった感じで何か悔しい思いはあります。

それから、もう一つ日本にはあまり伝わっていない情報もここでお伝えしたいと思います。

スペインのサッカーコーチングライセンスには2種類あります。

それは、これまでUEFAライセンスに切り替えが可能だった「サッカー協会のライセンス」と、もう一つ行政が発行する「アカデミックライセンス」というものがあります。

有効地域などに違いがあり、その違いは下の表の通りです。


詳細は、説明会の時にお話させていただきその動画が後々アップされる予定ですのでそちらをご覧ください。



PreSoccerTeamがお届けする留学プログラム

PreSoccerTeamがお送りする留学プログラムは、従来に引き続き21か月・18か月でスペイン語とアカデミックライセンスレベル2を取得できるプログラムとなります。

アカデミックライセンスでも、現地で育成年代のチームを率いることはできますので現地でしっかりとした勉強と経験を積むには十分なライセンスです。

UEFAライセンスは取得することはできないですが、スペインに来て現地で世界最高峰のコーチングメソッドを学び、世界最高峰のサッカーを肌で感じられることは紛れもない事実です。

今の1期生の生徒たちも、日本では絶対にできない経験を積み人間的にも大きな成長をしています。

僕としては改めて原点に帰り、自分がコーチングスクールに通っていた時に感じていた「このような勉強を他の人にもしてほしい」という思いを実現し、スペインで充実した時間を過ごし「勉強をして指導者として成長できる環境」を作ることを心に決めました。

個人的には、しっかりと勉強して実力をつけて日本に帰ってほしいですからね。

それが、僕ができる日本サッカーに対する貢献だと思っています。

引き続き、PreSoccerTeamは留学生をお待ちしています。

【残席状況】
2014年9月からの21か月コース:残り1名

2015年1月からの18か月コース:残り4名

Expressコース:残り5名

お問い合わせはktsuboi@presoccerteam.comまで